メディケアが二次支払者になる条件と対象者
米国保険医療サービスセンター(CMS)は、保険金請求において民間の一次保険者が先に支払う場合、メディケアが「二次支払者(Medicare Secondary Payer, MSP)」になると定義しています。MSP の目的は、可能な限りメディケアの負担を民間保険へシフトすることです。
就業中の高齢者
65 歳以上で、従業員数が 20 人以上の雇用主の健康保険に加入している場合、または同様の条件の配偶者と同居している場合、メディケアは雇用主の団体健康保険の二次支払者となります。希望すれば、雇用主保険を放棄し、メディケア単独でカバーを受けることも可能です。
末期腎不全(ESRD)
末期腎不全でメディケアの対象となった方でも、メディケア適用日から最大 30 カ月間、既に団体健康保険に加入している場合は、MSP の対象となります。ただし、年齢や障害によりメディケアがすでに一次支払者となっている場合は除外されます。
労災保険・黒肺保険
労災保険や黒肺保険(炭鉱労働者向け保険)から給付を受けている場合、メディケアは二次支払者です。支払が合理的に期待できる場合は、まず労災保険等から支払いを受ける責任があります。
賠償保険・無過失保険
自動車の無過失保険や医療過誤保険などの賠償保険がある場合、メディケアは二次支払者となります。MedPay(医療支払い保険)は無過失保険の一種として扱われます。
