双極性障害のある人を支援する方法

米国国立精神衛生研究所は双極性障害を「過度に興奮したり、陶酔感やイライラが続く躁状態から、深い抑うつ状態まで続く、極端で持続的な気分の変動」と定義しています。2010 年の統計によれば、米国では約 570 万人の成人がこの障害を抱えており、症状は主に 25 歳前後で現れ始めます。原因や根本的な治療法は明確ではありませんが、家族歴との強い関連が指摘されています。大切な人が双極性障害と診断されたとき、家族や友人は「何をすべきか」と戸惑うものです。ここでは、支援者が取るべき具体的なステップをご紹介します。

支援の手順

  1. 1. 症状を正しく認識する

    双極性障害の患者は自分の症状に気づかないことが多いです。躁状態の主な兆候は、衝動的・危険な行動、睡眠障害、イライラ、考えや会話が速くなる、エネルギー過剰や陶酔感です。一方、抑うつ状態では、気分が沈む、睡眠障害、興味・喜びの喪失、活動低下、エネルギー不足、過度な不安、食欲変化、死や自殺について考えることがあります。これらは記憶力や集中力にも影響します。日々の気分や行動を記録する「ムードチャート」を作り、症状が出やすい時期やストレス要因を把握しましょう。

  2. 2. 治療を促す

    症状が見られたらできるだけ早く医師の診察を受けさせましょう。薬物療法は進歩していますが、併せて心理療法や光療法などの非薬物治療も重要です。特定の光はうつ症状の軽減に効果があるとされています。

  3. 3. 正確な情報を収集する

    双極性障害に関する法的権利や利用できる支援サービス、服用中の薬の副作用について理解しておくことが大切です。また、グループセラピーや相談ホットラインなど外部サポートも活用しましょう。

  4. 4. 規則正しい生活リズムを整える

    毎日の就寝時間・食事時間・その他のルーティンを一定に保つことで、気分の安定に繋がります。適度な運動やバランスの取れた食事も推奨されます。

  5. 5. 効果的な対処法を学び、実践する

    気分転換、ストレス管理、リラクゼーション技術は重要です。テレビや音楽などで気分を落ち着かせる、目標やスケジュールを整理して計画的に行動する、瞑想・ヨガ・深呼吸などでリラックスする方法を取り入れましょう。

  6. 6. 創造的な活動を奨励する

    芸術はストレス解消と自己表現の手段になります。双極性障害の方は執筆、絵画、ダンス、音楽などの創作活動に優れた才能を持つことが多いです。

  7. 7. 前向きな姿勢を保つ

    最適な治療法が見つかるまでに時間がかかることがありますが、ポジティブな姿勢は患者本人だけでなく、周囲の人々にも希望を与えます。

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