双極性障害の診断基準(DSM‑IV)

DSM‑IVとは

DSM‑IVは米国精神医学会が発行する『診断と統計マニュアル』第4版で、精神障害全般の定義と診断基準を示しています。双極性障害の診断もこのマニュアルに基づいて行われます。

躁(マニア)

躁状態では、自己評価が過剰に高まり、無敵感に近い感覚が生じます。その結果、衝動的な買い物や薬物・アルコールの乱用、過度な性的行動が見られることがあります。思考が散漫になり、集中が困難で、止まらずに話し続けることも特徴です。

うつ

うつ状態では、無価値感や罪悪感が強く現れ、広範な悲しみが続きます。趣味や友人との交流への興味が失われ、性欲の低下や自殺念慮が出現することがあります。

双極性障害がもたらす影響

普通の機嫌の良し悪しとは異なり、双極性障害の極端な高揚と低下は日常生活に支障をきたします。人間関係や家庭、職場での機能が損なわれ、社会的・職業的な問題が生じやすくなります。

双極性障害Ⅰ型

Ⅰ型と診断されるには、少なくとも1回の明確な躁エピソード(完全なマニア)があり、うつエピソードも経験していることが条件です。

双極性障害Ⅱ型

Ⅱ型では、Ⅰ型と同様のうつエピソードが見られますが、躁エピソードは軽度で「軽躁(ハイポマニア)」と呼ばれます。軽躁は機能障害を引き起こすほど重症ではなく、Ⅰ型のような激しい行動は伴いません。

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