双極性障害(躁うつ病)とは

識別

双極性障害(旧称:躁うつ病)は、躁状態と抑うつ状態が交互に現れる精神疾患です。躁エピソードでは極端な興奮や過活動が見られ、睡眠が極端に減少し、衝動的な行動や過度の金銭消費、無防備な性行為が起こりやすくなります。躁が収まると、罪悪感や深い悲しみ、無気力、時には自殺念慮といった抑うつ症状が続きます。

タイプ

主に2つのタイプがあります。双極性障害Ⅰ型(Bipolar I)は、少なくとも1週間続く躁エピソードと、2週間以上続く抑うつエピソードを特徴とし、重篤な場合は入院が必要になることがあります。双極性障害Ⅱ型(Bipolar II)は、軽度の躁状態(軽躁)と抑うつエピソードが中心で、重度の躁は現れません。

原因

明確な原因はまだ解明されていませんが、家族内に同様の症例が多く見られることから遺伝的要因が関与すると考えられています。性別はリスクに影響しませんが、男性は躁症状が強く、女性は抑うつ症状が顕著になる傾向があります。また、ストレスフルな出来事が発症の引き金になることもあります。

治療法

根治は難しいものの、薬物療法で症状のコントロールが可能です。リチウムなどの気分安定薬は躁・抑うつの両エピソードを予防します。抑うつが主な場合は抗うつ薬が併用されることがあります。加えて、認知行動療法などの心理療法は、ストレスへの対処法を学び再発を防ぐのに有効です。

影響

治療が不十分な場合、躁状態での無謀な行動により交通事故や性感染症、金銭的破綻が起こりやすくなります。抑うつ状態が続くと生活機能が低下し、自殺リスクが高まります。早期の診断と適切な治療が重要です。

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