バイポーラヘミアーサルプラスティ(半人工股関節置換)とは?

バイポーラヘミアーサルプラスティとは

バイポーラヘミアーサルプラスティは、股関節の損傷した部分を人工部品で置換する手術です。「バイポーラ」とは、人工関節が金属製の球体とプラスチック製のソケットという二つの部品から構成されていることを指します。金属球は大腿骨頭(太ももの骨)を、プラスチックソケットは寛骨臼(股関節のくぼみ)を置き換えます。

適応となる疾患

主に変形性関節症、リウマチ性関節炎、股関節骨折などで生じる疼痛や可動域制限の改善を目的として行われます。

手術の流れ

1. 損傷した軟骨と骨を除去
2. 大腿骨頭に金属球を固定
3. 寛骨臼内にプラスチックソケットを挿入
4. スクリューまたはセメントで部品を固定

全人工股関節置換(THA)との違い

全人工股関節置換は股関節全体と大腿骨上部を人工部品で置換しますが、バイポーラヘミアーサルプラスティは大腿骨頭のみを置換するため、手術時間が短く侵襲が少なくなります。そのため、高齢者や全身状態が不安定な患者に選択されやすいです。

回復とリハビリテーション

手術後数日で杖や歩行器を使用して歩行が可能になることが多く、数週間で日常生活に復帰します。術後の痛みや腫れは一時的ですが、理学療法により関節可動域と筋力の回復を図ります。

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