単極性うつ病と双極性うつ病の違いと治療法

単極性うつ病(うつ病)

単極性うつ病は、別名「大うつ病」とも呼ばれ、2週間以上にわたり5つ以上の症状が続く場合に診断されます。主な症状は、イライラや不安、睡眠障害(不眠または過眠)、食欲変化、エネルギー低下、絶望感や無力感、自己価値の低下や過度の罪悪感、楽しみのある活動からの離脱、自殺念慮、集中力の低下などです。症状が緩和すると、日常生活は通常通りに戻ります。

双極性うつ病

双極性うつ病は、単極性うつ病と同様の症状が2週間以上続く点で似ていますが、最大の違いは「躁(そう)状態」の存在です。躁状態は、異常な高揚感や過剰な興奮、活動過多などを特徴とし、単極性うつ病では見られません。双極性障害では、躁状態と深い抑うつ状態が交互に現れ、感情の起伏が激しくなります。

診断

単極性うつ病と双極性障害の診断は、過去に躁状態があったかどうかで決まります。精神科医は症状の種類、重症度、持続期間、発症時期を詳しく聞き取り、家族歴や既往歴、服薬状況も確認します。また、身体的な疾患がうつ症状を引き起こしていないかの検査も行います。

単極性うつ病の治療

治療は主に抗うつ薬の投薬が中心です。必要に応じて気分安定薬や抗精神病薬を併用することもあります。心理療法やサポートグループへの参加が推奨され、生活習慣の改善(アルコール・薬物の回避、定期的な運動、バランスの取れた食事)も症状の予防や軽減に有効です。

双極性障害の治療

双極性障害では、気分安定薬と抗うつ薬を組み合わせて使用しますが、抗うつ薬単独の使用は躁転のリスクがあるため注意が必要です。場合によっては抗精神病薬が加えられます。心理療法による感情管理の支援や、単極性うつ病と同様の生活習慣改善が推奨されます。

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