危機介入のための問題解決アプローチ

カウンセラー、ソーシャルワーカー、教育者、あるいは友人として、危機に陥り一時的に生活のストレスに対処できなくなった人に指導が必要になることがあります。そのような場面では、危機を軽減し、本人の対処能力を高める問題解決のアプローチが有効です。

問題の整理

レイプや大切な人の死など、圧倒的な出来事が危機を引き起こすこともありますが、実際には複数のストレスが重なり、臨界点に達したケースが多いです。すべての問題を聞き取り、論理的に整理しましょう。ホワイトボードに要因を書き出し、本人に重要度順に並べ替えてもらうと、根本的な要因が見えてくることがあります。その要因、または最も深刻なものから対処します。

感情への対処

危機は「外的出来事」と「その出来事に対する本人の反応」の二つで構成されます。出来事自体が本人の手に負えない場合(例:親の死)、感情と反応に焦点を当てる必要があります。本人が話すだけで、泣いたり感情を放出したりできる環境を整え、アクティブリスニングで共感を示すことが、危機解決への第一歩となります。

行動を起こす

危機状態の人が自殺念慮を抱えていないか必ず確認してください。自殺未遂や家庭内暴力で来た場合は、通常以上に注意と責任が求められます。自殺のリスクがあるときは、短期入院や「自殺しない」契約などの選択肢を話し合いましょう。家庭内で身体的危険にさらされている女性には、一時的なシェルターや安全な住居の確保を支援します。

代替案と計画

危機にある人は、効果の低い対処法に固執し、他の解決策を見つけにくいことがあります。ブレインストーミングで代替案を出すことで、行動パターンを緩め、視野を広げられます。時には突飛な案を出すことで、固定観念から抜け出すきっかけになります。例えば、家族と居続けられず自殺を考える16歳の少女には、開発途上国支援のボランティアや、未成年後見人制度の利用、遠方の大学への進学など、具体的な選択肢を提示し、一緒に計画を立てます。

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