18項目ASRS(成人ADHD自己評価尺度)の採点方法
最高のツールでも正しく使用しなければ意味がありません。成人ADHD自己評価尺度(ASRS)は、適切に用いれば、6問の簡易スクリーニングと同等の信頼性で成人の注意欠陥・多動性障害(ADHD)を予測できます。18問版は元の6問に加えて12問が追加され、必要な支援領域を特定するのに役立ちます。本記事では、18項目ASRSの採点方法を2つ紹介します。
手順
灰色シェーディングによる採点
該当する回答欄を鉛筆で灰色に塗ります。パートA(質問1〜3)では「時々」「頻繁に」「とても頻繁に」を、残りのパートAの質問では「頻繁に」「とても頻繁に」だけを灰色にします。パートBの質問9、12、16、18でも同様に「時々」「頻繁に」「とても頻繁に」を灰色にし、その他の質問は「頻繁に」「とても頻繁に」だけを灰色にします。
灰色で塗った欄にチェックした回答の数を合計します。パートAの合計は「Part A」の横に、パートBは「Part B」の横に記入します。
結果を確認します。パートAで灰色領域に4つ以上のチェックがある場合、成人ADHDの症状と高度に一致しており、さらなる診断検討が必要です。最後の12問はスコア化せず、ADHDが生活に与える具体的な影響を把握するための指標として利用します。
数値による採点
シートに数字が記入されていない場合は、頻度に応じて0〜4の数字を割り当てます。0=全くない、1=まれに、2=時々、3=頻繁に、4=とても頻繁に。各列の上部に数字を記入しても構いません。
各項目の数字を合計します。例えば、最初の質問で「とても頻繁に」にチェックした場合は4点とします。各パートの合計を所定の欄に記入します。
結果を確認します。パートAまたはパートBの合計が24点以上ならADHDが示唆されます。17〜23点はADHDの可能性が高く、17点未満はADHDの可能性は低いと判断します。
