パーソン・センタード・カウンセリングの6つのテクニック

パーソン・センタード・セラピーはカール・ロジャーズが提唱し、クライアントが自らの認知に基づいて意思決定できるよう支援します。治療関係の信頼が、クライアントが自己の状況を受容し、前向きな選択を行う土台となります。本稿では、カウンセラーとクライアントの関係を深めるための6つの主要テクニックを紹介します。

アクティブリスニング

クライアントの言葉を注意深く聞き、内容を言い換えて返すことで感情の自覚を促す技法です。カウンセラーはクライアントが語った情報を掘り下げ、感情を引き出します。クライアントは自分が理解されていると感じ、安心感のある関係が築かれます。

ノンディレクティブ・カウンセリング(無指示的カウンセリング)

カウンセラーは新たな情報や解釈を加えず、質問を通じてクライアント自身が結論にたどり着くよう促します。クライアントは自らの思考や感情を整理し、自己洞察を深めます。

パラフレーズ(要約)

セッションの終わりに、カウンセラーは話し合った内容を要約し、クライアントに確認させます。その上で次回の焦点や課題をクライアント自身に選ばせることで、具体的な行動計画を立てやすくします。

自己実現の促進

クライアントの強みや成功体験に焦点を当て、自己実現を支援します。セッションで取り組んだことや日常のポジティブな決断を称賛し、自己効力感を高めます。

無条件の肯定的関心(無条件の肯定的評価)

カウンセラーはクライアントを評価や批判なしに受容し、安心できる関係を提供します。アドバイスを控え、途切れずに傾聴することで、クライアントは自己開示しやすくなります。

共感

カウンセラーはクライアントの感情を理解し、共有する姿勢を示します。目線や姿勢、感受性を通じて共感を表現し、クライアントは自分の感情が正当化されていると感じます。

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