変化への欲求を喚起する
最初のステップは、患者を快適領域から引き離し、変化の必要性を実感させることです。たとえば、薬物乱用をやめさせるために動機付け面接を用いる場合、カウンセラーはその行動の問題点について質問します。例:
・「薬物を続けたまま10年後のあなたの生活はどうなると思いますか?」
・「薬物使用前の生活はどんなものでしたか?」
・「他者からどんな指摘を受けましたか?」
目的は、患者がこれまで気付かなかった行動の影響を語らせることです。否定的な側面が出たら、具体例をさらに掘り下げて尋ねます。
前進へのステップ
不快な領域へ導くには複数回のセッションが必要ですが、カウンセラーは積極的傾聴と観察で患者が変化に気付き始めた瞬間を捉えます。動機付け面接は変化の責任を患者自身に委ね、曖昧さを解消することを目指します。
例:
「薬物乱用と危険行動が続いていますね。もしかしたら、まだ変わる準備ができていないのかもしれません。」
見た目の変化や自己評価を活用します。例:
「1から5のスケールで、今の変化への欲求はどれくらいですか?」
欲求が上がったら、
「その変化で周囲は何に気付くと思いますか?」
「次のステップは何が必要ですか?」と掘り下げます。
選択の自由を強調する
動機付け面接の最終目標は、権威的な関係ではなく、指導と共感に基づく関係を築くことです。カウンセラーは、患者の選択はすべて本人の意思であることを確認し、変化も自らの決断で起こすと再確認させます。指示はせず、聞き、導くだけです。
