子どもの身体的・精神的問題の併存率
精神疾患はさまざまな形で現れますが、身体的症状を伴うことも多く、子どもでも大人と同様に影響を受けます。どのような障害が身体症状を引き起こすかを知ることで、子どもの状態を正しく判断できるようになります。
うつ病の身体的症状
- 頭痛、筋肉痛、食欲の減退または過食、頻繁な疲労感などが見られます。特に子どもや思春期の子どもでは、食事や睡眠のパターンに注意が必要です。
不安障害の身体的症状
- 発汗、吐き気、頭痛、頻尿、震えなどが典型的です。米国保健福祉省(SAMHSA)によると、子どもの約13%が何らかの不安障害と診断されています。
身体化障害(ソマトフォーム障害)
- 心理的な問題が身体症状として現れます。子どもでは重度の頭痛や視力低下などが報告され、家族の誰かが重病である場合に症状が出やすくなります。
転換障害
- 実際には神経系の疾患がないにもかかわらず、運動機能が著しく低下する状態です。2003年の『Royal Society of Medicine』誌によれば、児童精神科医が診る患者の約3%がこの障害を示すと報告されています。
子どもにおける有病率
- 転換障害や身体化障害は、うつ病や不安障害に比べてはるかに少ないですが、頭痛などの症状は重複しやすいです。子どもが深刻な精神障害を抱えているかどうかは、まずカウンセラーや心理士による適切な評価が必要です。
身体的疾患の除外
- 精神疾患と疑われる場合でも、まず小児科医で身体的な原因を除外することが重要です。身体的な問題を見逃すと、適切な治療が遅れ重大な結果を招く恐れがあります。
