ピカミロンはMAO阻害剤ですか?
ロシアでは処方薬として扱われ、米国では栄養補助食品として販売されています。
ピカミロンの歴史
ソビエト連邦の全連邦科学研究所が1960年代後半にピカミロンを初めて開発しました。臨床での使用は1980年代に開始されました。
MAO阻害剤とは
モノアミン酸化酵素(MAO)阻害剤は、神経系内の自然アミンの分解を抑制します。セイヨウオトギリソウに含まれる成分も同様の作用を示すことがあります。
MAO阻害剤の適応症
MAO阻害剤は主にうつ病や不安障害の治療に用いられますが、片頭痛の予防やパーキンソン病の症状緩和にも使用されることがあります。代表的な薬剤にはフェネルジン(Nardil)、トラニルシプロミン(Parnate)、イソカルボキサジン(Marplan)などがあります。
ピカミロンの構造と性質
ピカミロンはナトリウムN-ニコチニル-γ-アミノ酪酸のブランド名です。GABA(γ-アミノ酪酸)とビタミンB群の一種であるナイアシン(ニコチン酸)を結合させた化合物です。
ピカミロンの作用機序
血液脳関門を通過した後、ピカミロンは体内で加水分解され、GABAとナイアシンに分解されます。放出されたGABAは抗不安作用を、ナイアシンは血管拡張作用を示し、片頭痛の緩和に寄与すると考えられています。
留意点
MAO阻害剤とは性質が異なるものの、ピカミロンは一部類似した効果を示すことがあります。特にナイアシンとGABAの相乗効果により、血液脳関門を通過した後に比較的速やかに効果が現れる点が特徴です。
