認知症の初期症状と早期発見のポイント
記憶障害
認知症の最も初期的なサインは記憶力の低下です。最近の出来事や約束の日付・時間を忘れやすく、かつて慣れ親しんだ場所の位置が分からなくなることがあります。また、家族や友人の顔を認識できなくなることもあります。
対人行動の変化
認知症患者は時に不適切な言動を示すことがあります。公共の場での不適切な発言や露出行為など、周囲の状況を判断できずに行動してしまうことがあります。
日常生活の困難
簡単な家事や金銭管理が難しくなることがあります。家計簿の記入や手紙を書くこと、洗濯やトイレの利用など、日常的な作業で物を頻繁に失くしたり、手順が分からなくなることが増えます。
診断の流れ
医師はまず簡単な課題を通じて認知機能を評価します。時計描画や100から9ずつ引く逆数、単語記憶テスト(例:青、かご、はねる)などが一般的です。
検査と鑑別
MRIやCTで脳血管障害や脳卒中の有無を確認し、血液検査で甲状腺ホルモン、ビタミン欠乏、毒素の有無を調べます。これらは認知症と類似症状の鑑別に重要です。
早期に症状に気付くことで、適切な治療や生活支援が早く始められます。
