米国におけるメンタルヘルスサービスの国家基準
全体的な指針
米国ではすべてのメンタルヘルスサービスを包括的に規制する明確な法律はありませんが、各専門職団体がベストプラクティスガイドを作成しています。ニューヨーク州の心理学・メンタルヘルス実務者・ソーシャルワーク委員会は州サービス向けの実務警告を発表しています。共通の期待として、適切な訓練とライセンスの取得、正確なクライアント評価、倫理基準の遵守、最新の研究への対応が挙げられます。
ソーシャルワークの倫理
全米ソーシャルワーカー協会(NASW)は、会員向けに明確な倫理基準を提供しています。ケースマネジメントやメンタルヘルスカウンセリングなど、ソーシャルワーカーが行うすべての業務に適用されます。NASWの倫理コードの一部では、ソーシャルワーカーは「教育、訓練、ライセンス、認定、受けたコンサルテーション、監督経験、その他の関連専門経験の範囲内でのみ、能力があると表明し、サービスを提供すべきである」と定められています。
心理学の倫理
米国心理学会(APA)は、心理士が従うべき一般原則と基準を示しています。主な項目は、利害対立の管理、専門領域内での実践、患者への危害防止、プライバシー保護などです。
精神医学の基準
精神科医も他の医療専門職と同様に、一般的な医療倫理を遵守することが求められます。米国精神医学会(APA)は、精神科医向けにより具体的な期待事項をまとめたガイドラインを提供しており、診断・治療における専門性や倫理的配慮が詳述されています。
情報センター
米国保健福祉省が運営する国立メンタルヘルス情報センターは、実務ガイド、リンク、各種専門職が作成した資料などを提供しています。また、メンタルヘルスに関する具体的な質問に応じるコールセンターも設置されています。
