子どもの感情的な問題

子どもの感情的な問題は近年、ますます認識されるようになっています。適切かつタイムリーに対処しないと、慢性化する恐れがあります。大人の感情問題が子どもに影響を与えることもありますが、子どもでは見つけにくいことがあります。軽度のものは比較的簡単に治療できる一方、長期的なケアが必要なケースもあります。

小児双極性障害

小児双極性障害は子どもの感情に影響を与える疾患で、診断が難しいことがあります。症状は他の感情障害と重なるためです。主な症状は、気分の激しい変動、イライラ、極端な幸福感のエピソード、深刻な抑うつエピソードなどです。重篤な状態であり、薬物療法(複数の薬を併用することもある)と行動療法を組み合わせて治療します。

小児うつ病

小児うつ病も子どもの感情的な問題の一つで、診断が難しいことがあります。主な症状は、イライラ、疲労感、絶望感、社会的引きこもり、学業不振などです。治療は薬物療法と行動療法が中心です。

自閉症スペクトラム障害

自閉症は感情や行動に影響を与える障害で、主に三つの特徴的な行動が見られます。社会的相互作用の困難、こだわりや反復的な行動、非言語・言語コミュニケーションの障害です。治療には複数の薬物、行動・教育的療法、家族カウンセリングが用いられます。

小児統合失調症

小児統合失調症は子どもの感情や社会的、学習的機能に深刻な影響を及ぼします。日常生活の遂行が困難になり、非合理的な思考や行動、妄想・幻覚が現れます。主に抗精神病薬と心理療法(病気への対処法を学ぶ)で治療します。

トゥレット症候群

トゥレット症候群は感情障害と同時に神経学的な疾患でもあり、声や身体の不随意な動き(チック)が特徴です。治療は薬物療法と心理療法の組み合わせが一般的です。

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