アルコール離脱症状の概要と対処法
アルコールを急にやめる「コールド・ターキー」断酒は、軽度から致命的なものまで様々な離脱症状を引き起こします。依存度が高いほど症状は強くなり、身体的な不快感が伴うことが一般的です。
一般的な症状
- 軽い震え、特に夜間の過度な発汗
- 吐き気、嘔吐
- 頭痛、血圧上昇、心拍数増加
- アルコールへの強い渇望
これらは不快ですが、通常は生命に直接危険を及ぼすものではありません。
重篤な症状
- 幻覚(視覚が中心だが、嗅覚・聴覚も含むことがある)
- けいれんや痙攣
幻覚や痙攣は、断酒後6〜48時間で出現し、数時間から数週間続くことがあります。出現した場合は速やかに医療機関へ受診してください。
渇望現象(クレービング)
離脱症状が強くなると、アルコールへの強い欲求が現れます。身体が「すぐにでもアルコールが必要だ」と信号を送るため、再飲酒のリスクが高まります。
せん妄性震え(Delirium Tremens, DT)
断酒後3〜5日で、重度の離脱症状がせん妄性震えに進行することがあります。主な症状は以下の通りです。
- 方向感覚・認知の混乱、極度のぼんやり感
- 過度の活動性、心拍数・血圧の急激な上昇
- 呼吸・体温・循環の不安定化
- 幻覚や呼吸・体温調節の変動
DTは脱水や心血管系合併症を引き起こし、場合によっては大発作、脳卒中、心筋梗塞につながります。
注意点・対処法
重篤な離脱症状が現れたら、直ちに医師またはアルコールデトックス専門施設に連絡し、適切な治療を受けることが重要です。特にDTが疑われる場合は、救命処置が必要です。
