認知動機とは何か?

基本概念

認知発達理論でピアジェは、人は環境に合わせて同化・調整を行い、不協和や不安を回避しようとすると説明しました。認知動機では、期待される結果を予測し、論理的に行動を選択します。行動変容を促す際には、あえて不協和を作り出すこともあります。

理論の概要

認知動機は、人がなぜそのように行動するのかを説明する理論のひとつです。「認知」は思考過程を指し、「動機」はその思考から生じる行動を意味します。この理論は、現在入手可能な情報と過去の経験を組み合わせて意思決定が行われると仮定し、報酬を得るため、または不快な結果を回避するために行動すると考えます。

内的動機と外的動機

報酬には内的(intrinsic)と外的(extrinsic)の2種類があります。内的報酬は個人の価値観や信念に基づくもので、たとえば動物を大切に思う人が車で衝突を避けようとする行動が該当します。一方、外的報酬は金銭や罰則といった具体的な結果を得る/回避することに基づきます。内的に動機付けられた人は、外的報酬だけではやる気が低下しやすく、逆に外的に動機付けられた人は「正しいこと」だけで行動を選択しにくい傾向があります。

コンピテンス要因

認知動機理論の一部では、目標達成の容易さや自己能力への自信が選択に影響するとされています。成功できると信じれば、たとえ報酬が内的であっても積極的に課題に取り組む意欲が高まります。逆に無力感を感じ、成功の可能性が低いと判断すれば、外的報酬がなければ挑戦しようとしません。

実生活への応用

認知動機理論は、選択が行われるあらゆる場面に適用できます。子どもの学習成果、職業選択、恋人の選び方など、すべてが内的または外的なニーズの充足に基づく選択であると説明できます。

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