ムードスイングの概要

概要

誰でもたまに機嫌が悪くなることがあります。思春期や更年期のホルモン変動など、人生のさまざまな段階でムードスイングが起こりますが、頻繁で急激な感情の変化が日常生活や人間関係に支障をきたすことがあります。

統計

米国では毎年約1,000万人がムード障害に悩んでおり、その約2割が女性です。妊娠・月経・更年期など、女性は生涯を通じてホルモンの変動が大きいため、男性よりも罹患率が高くなります。ムード障害はしばしば双極性障害やうつ病と混同され、診断されないままの人が全体の60%に上ります。治療を受けた人の約90%が改善を実感しています。

原因

脳内の神経伝達物質のバランスが崩れることが主な要因と考えられています。セロトニンやドーパミンなどの伝達物質が不足または過剰になると、感情のコントロールが難しくなります。また、女性は妊娠・月経・更年期に伴うホルモン変動が頻繁なため、ホルモンバランスの乱れがムードスイングを引き起こすことがあります。

治療法

頻繁にムードスイングが起こると感じたら、まずは医師に相談しましょう。身体的な健康状態のチェックの上、必要に応じて精神科医や心理士へ紹介されます。主な治療は認知行動療法(CBT)などの心理療法で、感情のパターンを認識し、対処法を学ぶことが中心です。

薬物療法

症状が重い場合は、抗うつ薬が処方されることがあります。薬により感情の起伏が緩和され、心理療法の効果が高まります。また、経口避妊薬などのホルモン補充療法がホルモンバランスを整え、ムードスイングの頻度を減らすこともあります。

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