セラピー技術者へのインタビュー質問例

メンタルヘルス療法を受ける前に、クライアントや患者はインテーク・評価質問票(バイオサイコソーシャル評価とも呼ばれます)に記入します。この評価は主に紙ベースで患者が記入しますが、セラピー技術者がインタビュー形式で支援・実施することもあります。記録された回答は、セラピストが最適な治療方針を決めるための重要な情報となります。

呈示症状

セラピー技術者はインテークフォームに患者が訴える症状を記録します。患者が症状を言語化しにくい場合でも、質問項目は体系的に整理されています。たとえば、うつ病に関する「絶望感」「快楽への興味喪失」「不合理な罪悪感」などが挙げられたら、さらに詳細を尋ねます。また、症状の数や継続期間も記録し、セラピストが仮診断を行えるようにします。

メンタルヘルスの既往歴

既往歴は、過去の診断が現在の症状に影響しているかどうかを技術者とセラピストに示します。現在の症状が過去の診断と似ている場合、最後に治療を受けた時期や治療計画の遵守状況を確認します。過去・現在の服薬歴も重要で、今後の薬剤選択に影響します。また、家族歴も含め、例えば双極性障害の家族がいる場合は、現在の障害リスクが高まることが国立精神衛生研究所(NIMH)でも指摘されています。

人口統計情報と請求情報

技術者は患者の人口統計や生活状況を尋ねます。人種・民族、職歴、経済状況、婚姻状況、犯罪歴などの情報は、地域社会が症状に与える影響を評価する際に活用されます。また、保険や請求情報も取得し、患者の経済状況や保険適用回数に応じた料金設定が可能になります。

既往の医療歴と物質使用歴

医療疾患や物質使用は症状に大きく影響します。たとえば、がん患者は化学療法や末期診断に伴う抑うつ感を抱えることがあります。マリファナやコカインの使用は偏執的な感情を、幻覚剤の使用は精神病様や躁状態を引き起こすことがあります。現在使用していなくても、禁酒・禁薬期間を確認することで、回復段階に伴う症状の変化を把握できます。

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