インクブロットテストの結果を分析する手順

ロールシャッハ・インクブロットテストは、スイスの心理学者ヘルマン・ロールシャッハが1921年に『Psychodiagnostik』という書籍で発表した投影法(プロジェクティブテスト)です。被験者は10枚のインクブロットを見て、最初に思い浮かんだイメージを口頭で説明します。これにより、潜在的な感情や葛藤が明らかになるとされていますが、1950〜60年代以降は使用頻度が低下し、有効性や信頼性については議論が続いています。現在はオンラインでインクブロット画像を入手でき、友人や家族の性格を楽しみながら分析することも可能です。

必要なもの

  • 10枚(6 3/4インチ×9インチ)のロールシャッハ・インクブロットカード(厚紙)
  • リラックスできるソファまたはベッド
  • メモ帳
  • 鉛筆

実施手順

  1. 被験者にリラックスしてもらい、ソファやベッドに横になってもらいます。心理士や精神科医が検査を行う場合、被験者が安心して内面の葛藤や感情を語れる環境が重要です。

  2. 最初のインクブロットを提示し、被験者が最初に思い浮かんだイメージを自由に語る時間を与えます。回答に要した時間やコメント、見えているものが増えるかどうかをメモします。また、テスト中の不安や感情の変化も記録します。最初のカードは被験者にとって新しい体験であるため、緊張しやすいことが普通です。

  3. 残りのインクブロットカードを順番に提示し、同様に被験者の回答を記録します。カードを握る手の動きや表情、姿勢なども観察し、全10枚が語られるまで時間をかけて進めます。

  4. 各カードについて被験者が示したイメージを、ロールシャッハ検査の標準解答例と比較します。1960年代にジョン・E・エクスナーが提唱した『The Rorschach: Advanced Interpretation』などの文献に基づき、回答の位置(どの部分に注目したか)、決定因子(形・色・動きなど)、内容、そして一般的な回答頻度を評価します。

  5. 被験者の全体的な心理情報と照らし合わせて結果を総合的に解釈します。現在では、ロールシャッハは被験者の内面を開くきっかけとして利用されることが多く、解釈は主観的であり、専門家の間でも意見が分かれます。文化的背景が回答パターンに影響することも指摘されています。

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