ダーウィン主義

スキナーはダーウィンの進化論が正しいと仮定し、人間は生存や快楽の追求・苦痛の回避に関心を持つ存在だと考えました。したがって人間は単なる複雑な機械であり、予測可能でプログラムしやすいとされます。

自由意志の否定

スキナーの立場は、人間の自由意志を根本的に否定し、神経終末の束に過ぎないと主張しました。これは行動主義の最大の批判点です。

心の機能

行動主義は心を快楽追求装置にすぎないと見なし、欲求の強さ以外に理性的な思考過程は存在しないと考えます。スキナーは、人間が痛みの回避以外の動機で行動することを否定しました。

徳の欠如

上記の前提から、徳という概念は存在しません。快楽と苦痛だけが善悪の基準となり、行動主義は良い行動を報酬で、悪い行動を罰で調整します。報酬と罰は自由意志(存在しない)に影響するのではなく、望ましい行動に正の反応を、望ましくない行動に負の反応をプログラムします。

支配的な科学観

この考え方は、どの行動が望ましいかを決定する権威が必要であり、その権威は適切な条件付けによって実行されるとしています。スキナーは、現代科学こそが善悪を決める真の基準であると主張しました。