セロクエルは気分安定剤と呼べるのか?

セロクエルとは

セロクエル(クエチアピン)は、統合失調症や統合失調感情障害の治療薬として開発された非定型抗精神病薬です。製薬会社アストラゼネカは、2008年に双極性障害のうつ状態および躁状態に対する適応を米食品医薬品局(FDA)から承認されました。

気分安定作用の評価

2005年6月号の『Human Psychopharmacology: Clinical and Experimental』に掲載された研究で、エドゥアルド・ヴィエタ博士は「気分安定剤」の定義が曖昧であると指摘しつつ、セロクエルは厳格な基準を満たす可能性があると結論付けました。

主なリスク

アストラゼネカによると、重篤な副作用として体重増加、血糖上昇・糖尿病、遅発性ジスキネジア(制御できない筋肉の動き)、さらには致命的な可能性がある錐体外路症候群(神経遮断性悪性症候群)があります。

論争点

2009年2月27日のロイター通信は、アストラゼネカが2000年頃から体重増加や糖尿病のリスクを把握していた可能性があるにもかかわらず、情報を隠蔽していたと報じました。

類似の気分安定剤

リチウムやバルプロ酸、ジバルプロエクスナトリウム、ラモトリギン、オキサカルバゼピンなどの抗てんかん薬が、一般的に「気分安定剤」として用いられます。

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