メラリル(チオリダジン)の副作用と注意点

メラリル(商品名:チオリダジン)は、統合失調症やうつ病などの思考・感情障害に用いられる抗精神病薬です。フェノチアジン系に属し、幻覚の軽減や攻撃性の抑制、不安や否定的思考の緩和に効果がありますが、鎮静作用が強く、アルコールや特定の心臓薬、他の鎮静剤との併用は禁じられています。以下に、メラリルの代表的な副作用とその対策をまとめました。

不整脈

メラリルは心拍数を変化させ、正常より遅くなる、あるいは不規則になることがあります。特に高齢者では心不全のリスクが高まるため、他の抗精神病薬で効果が得られない場合にのみ使用が検討されます。心疾患の既往がある方は服用を控えるべきです。

遅発性ジスキネジア

四肢の痙攣、舌や唇の不随意運動、顔面筋の痙攣、噛み続ける、唇をはむなどの症状は遅発性ジスキネジアの兆候です。これらは永続的になる可能性があるため、症状が現れたら直ちに医師に相談してください。

プロラクチン増加

一部の患者ではプロラクチンの分泌が過剰になり、女性は乳汁分泌や月経不順、妊娠困難を、男性は乳房肥大、性欲低下、精子産生減少を経験することがあります。

神経遮断性悪性症候群(NMS)

極めて稀ですが、NMSは致死的になることがあります。高熱、速いまたは不規則な心拍、筋肉の硬直、意識障害、血圧変動、排尿障害、過度の発汗、けいれん、呼吸困難、倦怠感などが見られたら、直ちに医療機関へ連絡してください。

浮腫(むくみ)

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体内の組織に余分な水分が溜まり、手足が腫れることがあります。これもメラリルの副作用として報告されています。

無動症(アキネジア)

疲労感、抑うつ感、全身の筋力低下が主な症状です。無動症は動きが遅くなる、あるいは全く動かなくなる状態で、うつ病と誤診されやすい点に注意が必要です。

その他の副作用

光過敏、皮膚の蒼白、視力障害(眼球運動障害、ぼやけ、夜間視力低下)などがあります。また、下痢、嘔吐、筋肉痙攣、腹痛、悪心、異常出血、歯肉痛、口腔乾燥、喉の痛み、めまい、寒気、皮膚の発疹やかゆみも報告されています。

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