心肺蘇生(CPR)の基本と実践方法
CPRを実施すべき状況
米国赤十字社によれば、血液循環や呼吸が止まった瞬間が勝負です。脳への永久的なダメージや死亡は数秒で起こり得ます。救急車(911)へすぐに連絡し、CPRの知識がある場合は胸骨圧迫と人工呼吸を、訓練を受けていない場合は「ハンズオンリー」‑胸骨圧迫のみ‑ を行いましょう。何もしないよりは行動する方がはるかに有効で、誤って実施したとしても法的責任は問われません。
人工呼吸と胸骨圧迫の手順
呼吸停止は薬物・アルコール過剰摂取、一酸化炭素中毒、喘息発作、溺水、窒息などが原因で起こります。このようなケースでは、口対口の人工呼吸と胸骨圧迫の両方が必要です。
米国赤十字社が推奨するCPR手順は次のとおりです。
- 救急電話(911)をかける。
- 頭部を後方に傾け、気道を確保する(閉塞があれば除去)。
- 人工呼吸を2回行う。
- 胸骨圧迫を30回行う。
- 再び人工呼吸を2回行う。
- 胸骨圧迫を30回行う。
- 救急隊が到着するまで繰り返す。
人工呼吸は、できればフェイスマスクを使用すると安全です。フェイスマスクはドラッグストアで購入でき、鼻と口を同時に覆います。
心停止(カードィア・アレスト)への対処
心停止は心臓が血液を送り出す機能を失った状態です。胸骨圧迫だけでも血液循環を維持し、脳への酸素供給を保つことができます。救急電話をかけた後、救急オペレーターの指示に従って胸骨圧迫を開始してください。
米国心臓協会の調査によれば、口対口の人工呼吸を行わない「ハンズオンリー」CPR の方が、実施者が増える傾向にあり、実際に多くの命が救われています。
胸骨圧迫の具体的なやり方
米国心臓協会のガイドラインに基づく胸骨圧迫の手順は以下です。
- 胸の中心(胸骨の下部)に手のひらの付け根を置く。
- 強く、速く(約100〜120回/分)圧迫する。
- 各圧迫の後、手を少し離して胸が完全に戻るのを確認する。
- 救急隊が到着するまで繰り返す。
CPR教室に参加しよう
CPRの正しい手順を身につける最も確実な方法は、認定講習を受講することです。米国赤十字社や米国心臓協会のウェブサイトから近隣の講習を検索できます。
