消火器の設置場所と表示ラベルの基準

適切な消火器が手元にあることで、小規模な火災を速やかに消し止め、重大な被害を防げます。本稿では、消火器の設置場所と本体に表示される分類ラベルの見方を解説し、住宅や事業所での安全対策に役立つ情報を提供します。

ラベリングシステム

手持ち式消火器は主に5種類に分類され、米国緊急事態管理庁(FEMA)の統一カラー・形状・文字コードで表示されます。これにより、文字が読めない、色覚異常があるなどの障壁があっても、適切な消火器を選びやすくなります。

クラスA:一般可燃物

布、木材、紙などの燃えやすい素材に対応します。緑の三角形に「A」の文字が表示され、ゴミ置き場やリビングルームなど、可燃物が多く集まる場所に設置してください。

クラスB:可燃性液体

油や油性ペンキなどの液体火災に使用します。赤い正方形に「B」の文字が表示され、ガレージ、物置、キッチンなど液体を保管する場所の近くに置きます。

クラスC:電気機器

電気機器や家電の火災に対応します。青い円に「C」の文字が表示され、キッチンや作業場、ガレージなど電気機器がある場所に設置します。

クラスD:金属火災

マグネシウムやチタンなどの燃える金属に対応する工業用消火器です。黄色の星に「D」の文字が表示され、工場や金属加工現場に設置されます。

クラスK:厨房用油脂火災

調理油や脂肪の火災に特化した消火器で、白地に「K」の文字が表示されます。商業厨房はもちろん、家庭のキッチンでも使用できます。

汎用型

すべてのクラスをカバーする多目的消火器もあります。複数の記号や文字が併記されているので、用途に合わせて選択してください。

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