コンクリート廃棄時の具体的なリスク

コンクリート構造物の改修や解体時、廃棄コンクリートはリサイクルされることが増えています。環境負荷を減らすため、適切な処理が求められます。

雨水排水口への投棄

コンクリートの残渣を雨水排水口に流すと、魚類のエラが詰まり窒息死を招く恐れがあります。排水口から約15メートル離れた洗浄エリアや仮設のライニングされた坑を設け、そこでコンクリートを洗い流し、固まったら砕いてリサイクル業者へ持ち込みましょう。

現場でのコンクリート粉砕

可能であれば、搬送せずに現場で粉砕することが望ましいです。ポータブル粉砕機は輸送に伴う汚染を削減し、1時間に150~600トンの処理が可能です。ただし、粉砕時に発生する粉塵に含まれる鉛や有害物質が大気中に拡散しないよう、防塵対策が必要です。

鉛塗料汚染

塗装されたコンクリートは、鉛含有塗料が残留している可能性があります。鉛は土壌や地下水に浸出し、環境リスクを高めます。現場で鉛検査キットを使用し、基準値を超える場合は専用の処分場へ搬送してください。

アルカリシリカ反応

再利用するコンクリート骨材に含まれる塩化物やアルカリは、特に寒冷地での除氷剤使用により増加します。これらが原因でアルカリシリカ反応が起き、コンクリートの膨張・割れを引き起こす恐れがあります。リサイクル前に塩分・アルカリ含有量を測定し、適切な対策を講じましょう。

環境衛生 - 関連記事