IPCCと地球温暖化の原因について

IPCC(政府間パネル・気候変動)は、国連環境計画(UNEP)と世界気象機関(WMO)が共同で設立し、地球温暖化の原因と影響を総合的に評価する国際的な組織です。研究自体は行わず、世界中の数千件に及ぶ科学的研究をレビューし、気候変動に関する最も正確で包括的な情報を提供しています。

IPCCは1990年に発表した第1次評価報告書で、地球の気候が危険な速度で温暖化しているというデータを公表しました。

IPCCの見解

IPCCは、大気中に蓄積された温室効果ガスが赤外線放射を捕捉し、地球を暖める「温室効果」が温暖化の主な原因であるとしています。この現象は、温室が太陽光の下で内部を暖める仕組みに例えられます。

温室効果

太陽エネルギーの約3分の1は地球表面から宇宙へ反射し、残りの約2/3は地表や大気が吸収します。この吸収されたエネルギーが大気中の温室効果ガスによって再放射され、地表の温度が上昇します。温室効果は生命維持に不可欠で、適度な温暖化がなければ地球は寒すぎて生命が存在できません。

温室効果ガス

IPCCの報告によると、過去50年で人工的に排出された温室効果ガスの増加が大気の自然バランスを乱し、地球温暖化を引き起こしています。主な温室効果ガスの構成は、約36〜72%が水蒸気(H2O)、9〜26%が二酸化炭素(CO2)、4〜9%がメタン(CH4)、3〜7%がオゾン(O3)です。

人間の責任

IPCCの2007年第4次評価報告書では、過去50年間に人為的に排出された温室効果ガスが、地球平均気温を約1°F(約0.56°C)上昇させた可能性が90%以上あると結論付けています。二酸化炭素排出の最大の要因は、電力生成や交通に使用される化石燃料(石油、天然ガス、石炭)の燃焼です。

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