ごみ処理の方法

米国環境保護庁(EPA)によると、米国は年間約2億5100万トンのごみを排出しています。増加し続ける廃棄物を処理するために、エネルギー節約・コスト削減・環境負荷低減を目的としたさまざまな処理方法が進化しています。

焼却処理(インシネレーション)

焼却または熱処理は、主に有機系廃棄物を燃やすことで埋立に代わる処理方法です。廃棄物の質量と体積を大幅に減らし、自治体や産業廃棄物などさまざまな種類が対象となります。埋立や不法投棄とは異なり、永久的な処理手段であり、燃焼熱で水を沸騰させ蒸気タービンを回すことでエネルギーに転換できます。多くの焼却施設は煙突に石灰石洗浄装置を備え、煙中の酸性物質を中和して環境負荷を低減しています。

不法投棄(オープンダンピング)

不法投棄は、道路脇や空き地などの露天に廃棄物を捨てる行為で、別名「真夜中投棄」とも呼ばれます。タイヤや庭木くずなど埋立禁止のものや、処理コストが高い商業廃棄物が対象になることが多いです。安価な処分手段ではありますが、違法であり、健康被害や環境汚染のリスクが高いです。野生動物や蚊、ハエが集まりやすく、メタンガスの放出も問題となります。

リサイクル

リサイクルは、プラスチック、ガラス、アルミニウム、紙などを再資源化し、再利用可能な製品に転換する最も環境に配慮した処理方法です。手間はかかりますが、多くの自治体がカーブサイド回収を実施しているため、住民にとっては比較的低コストです。アルミニウムは再生アルミからの製造コストが原料からの製造より低く、プラスチックは繊維化して衣料品に利用されるなど、経済的なメリットもあります。

埋立(ランドフィル)

最も古典的な処理方法である埋立は、指定された敷地に廃棄物を埋め、覆土する方式です。地下水汚染や有機廃棄物から発生するメタン、害獣の発生など環境リスクが指摘されていますが、近年はメタン回収システムやガス発電プラントを導入し、エネルギーに転換する取り組みが進んでいます。また、埋立跡は安全に閉鎖された後、スタテンアイランドのフレッシュキルズ・パークのように公園や開発用地として再利用されるケースもあります。

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