軟水装置の再生計算方法
軟水装置は、地下水に溶け込んだカルシウムやマグネシウムなどの硬度成分をイオン交換樹脂で除去し、代わりにナトリウムを放出します。樹脂自体は20〜25年持ちますが、適切に再生(塩補充)しないと性能が低下します。再生時期を正確に把握すれば、装置を長期間安定して使用できます。
手順
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水サンプルを採取し、分析機関に送って「鉄分」と「総硬度」の濃度を測定してもらいます。結果は ppm(parts per million)または mg/L(ミリグラム/リットル)で示されます。
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取扱説明書などから装置の樹脂ベッド容量を確認します。容量は「グレイン」または「立方フィート」で表記されることが多く、樹脂が除去できる硬度の上限を示します。
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調整後総硬度(1ガロンあたり)を算出します。計算式は
調整後総硬度 = 総硬度 + 3 × 鉄分です。たとえば総硬度が 24 ppm、鉄分が 3 ppm の場合、24 + 3×3 = 33 ppm となります。 -
ppm(または mg/L)をグレインに換算します。換算式は
グレイン = ppm ÷ 17.1です。上記例では 33 ÷ 17.1 ≈ 1.93 グレイン/ガロンとなります。 -
樹脂ベッドの容量(グレイン)から、再生が必要になるまでに処理できる水量(ガロン)を求めます。1 立方フィートの樹脂は約 32,000 グレインの容量があります。例として 48,000 グレインの装置を想定し、再生は容量の 80%で行うとすると、
処理可能水量 = (48,000 × 0.8) ÷ 1.93 ≈ 19,896 ガロン です。 -
1 日あたりの使用水量から、再生サイクル間の日数を算出します。例として 1 日 450 ガロン使用する場合、
サイクル間日数 = 19,896 ÷ 450 ≈ 44.2 日 となります。必ず切り捨てて、硬水が出る前に再生できるように設定します。したがって、再生タイマーは「44日」に設定します。
