食品加工に使われるポンプの種類と特徴

食品業界のポンプは衛生的に設計されている

食品加工で使用されるポンプは、地下室の排水ポンプとは異なります。食品に直接触れるため、非常に衛生的に保つ必要があります。そのため、ステンレス鋼や清掃しやすいシリコンシールなどの材料で作られています。ポンプ工程での汚染は、製品の品質に直結するため、徹底した衛生管理が求められます。

基準は誰が管理しているか

衛生基準は、国際食品産業サプライヤー協会(International Association of Food Industry Suppliers)が、3‑Aサニタリースタンダード(3‑A Sanitary Standards Inc.)の規格を用いて策定・監督しています。これらの規格は任意規格ですが、食品加工業界全体で広く採用されています。

主なポンプの種類

食品業界で一般的に使用されるポンプは4種類あります。

  • エアリフトポンプ:空気泡が小さな空気圧ピストンのように働き、液体を吸い上げます。
  • 遠心ポンプ:高速回転するインペラが液体を吸い込み、出口へ押し出します。
  • 容積式ポンプ(正排出ポンプ):液体をポンプ内部に取り込み、機械的に押し出す方式です。
  • ジェットポンプ:遠心ポンプにディフューザーを加えた構造で、流量を増幅します。

ポンプの用途例

遠心ポンプは、乳製品業界で牛乳、クリーム、ホエイなどの比較的軽い液体の搬送に使用されます。ベーカリーでは生地、油脂、酵母スラリー、香料などの搬送に利用され、飲料や肉加工業の血液搬送にも適しています。ジェットポンプも同様の用途で使用可能です。容積式ポンプは、ゼリーやベビーフード、ヨーグルトなど粘度の高い製品に適しています。エアリフトポンプは現在はあまり一般的ではありませんが、低粘度の液体搬送に利用できます。

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