遠心式下水ポンプの種類と特徴

歴史

「遠心ポンプ」という名称は回転インペラを持つ全てのポンプを指すが、一般的には放射流型(ラジアルフロー)をイメージする。1880年代、ミルウォーキーの企業が下水処理の需要に応じて遠心式下水ポンプを開発した。インペラは全長12フィート(約3.7m)で、1日あたり7000万ガロン(約265,000立方メートル)を搬送できた。

種類

遠心式ポンプは主に以下の4種類に分類される。

  • 放射流(ラジアルフロー) – 高圧で下水を加速させる。
  • 軸流(アキシャルフロー) – インペラの回転軸に沿って流体を押し上げる。
  • 混流(ミックスドフロー) – ラジアルとアキシャルの両特性を併せ持つ。
  • 噴射ポンプ(エジェクタ) – ジェット流で低圧領域を作り、吸引ラインを連続的に駆動する。

規格・事実

遠心式下水ポンプは厳格な規格・仕様に基づき設計・製造される。特に重要なのは、ポンプ特性曲線上で下水が交差する点での性能である。曲線上のこの位置は、詰まりが発生しやすい箇所とされている。

主な機能

中でも軸流型インペラは最も一般的な方式のひとつで、プロペラのように働く。インペラが回転すると、下水は回転軸と平行な方向へ持ち上げられ、排出される。単段・低速(約1,150rpm)の軸流遠心下水ポンプは、垂直・水平いずれの配管にも取り付け可能で、構造がシンプルながら高い搬送能力を発揮する。

選定時の留意点

清浄流体用ポンプと異なり、遠心式下水ポンプは固形物のスクリーンや除去を前提に設計されている。大型の固形廃棄物を除くためのスクリーンや、破砕機能を備えたものもあり、インペラ自体に二段構造を採用した特許(2003年6月13日出願)も存在する。駆動方式は電動モーターだけでなく、内燃機関を用いることもできる。

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