1989年の危険廃棄物管理と取扱い規則

背景

1986年の環境保護法はインド中央政府に「環境の保護・改善のための措置」を取る権限を付与し、結果として1989年に危険廃棄物管理・取扱規則(Hazardous Waste Management and Handling Rules, 1989)が制定されました。環境・森林省は、シアン化物やアスベストなどを含む危険廃棄物の一覧と、各物質の許容量を公表しています。

主要な要件(4つ)

1. 許可場所の申請

危険廃棄物を取り扱う施設は、州汚染防止委員会(State Pollution Control Board)に対し、収集・受入・処理・輸送・処分を行う事業者としての許可を求めなければなりません。申請書が受理され、現地調査で適合と判断されれば、原則2年間の許可が付与されます。許可は施設の状態や規則遵守状況に応じて更新が必要です。

2. 限度・制限の遵守

州汚染防止委員会は、いつでも許可を取り消す権限を持ちます。通常、許可は2年ごとに更新が必要で、規則違反があれば即時に停止されます。規則で定められた許容量を超える危険廃棄物は適切に処理しなければならず、国外からインドへの危険廃棄物の輸入(廃棄目的)は禁止されています。

3. 業務記録の維持

危険廃棄物の取り扱いに関する正確な記録は必須で、州汚染防止委員会へ定期的に報告する義務があります。記録には、保管・輸送に適した状態かどうかの確認、表示ラベルの視認性、包装の耐久性など、各工程での手順が含まれます。

4. 事故報告

事故が発生した場合、施設は直ちに州汚染防止委員会へ「Form 5」を使用して報告しなければなりません。報告書には事故の経緯、実施した緊急措置、再発防止策などを詳細に記載します。

環境衛生 - 関連記事