イオンクロマトグラフによる水質分析

原理

イオンクロマトグラフ(IC)は、水試料を個々のイオンに分離し、バンド上にピークとして表します。各ピークは特定のイオンを示し、ピーク面積はその濃度に比例します。主に測定されるイオンは、陰イオン(フッ化物、塩化物、臭化物)、陽イオン(ナトリウム、カリウム、カルシウム)および有機酸(フミン酸、シュウ酸、酢酸)です。

用途

イオンクロマトグラフは、環境・製造・食品業界で幅広く利用されています。環境ラボでは飲料水や廃水の分析に、食品業界ではワインや牛乳の製造過程での品質管理に活用されています。さらに、爆発物、農薬、金属の検出にも応用されています。

分析手順

イオンクロマトグラフの操作は、ハイエンドのホームシアターに例えることができます。分離が行われるメインユニット(テレビ)、試料を自動で投入するオートサンプラー(DVDプレーヤー)、システム全体を制御するコンピュータ(リモコン)という構成です。使用するエリュートと測定対象により、測定時間が変わります。陰イオンの測定はサンプル1つにつき最大30分、陽イオンは約15分で完了します。

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