浄化槽(セプティックシステム)の故障を修復する方法
浄化槽(セプティックシステム)は、地下に設置された貯槽で人間の排泄物を受け止め、自然に存在するバクテリアが分解して環境に適した形にします。分解された液体は浸透フィールド(リーチフィールド)へ流れ込み、土壌に吸収されます。定期的なメンテナンスでシステムは問題なく稼働しますが、故障した場合は以下の対策を取ることができます。
対処手順
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故障原因の特定
まず、浄化槽がなぜ機能しなくなったかを確認します。排液がリーチフィールドに浸透しない、システムの容量が住宅全体に対して小さすぎる、タンクの定期汲み取りをしていない、近くの樹木の根が配管を塞いでいる、などが考えられます。
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分配箱(D-Box)のレベル調整
トイレがゴボゴボ音を立てたり、シンクの排水が遅くなるなどのサインが出たら、分配箱の水平を確認・調整します。分配箱は全ての浄化ラインに均等に廃液を配分する役割があります。
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配管の高さ調整
分配箱の蓋を開け(トイレタンクの蓋に似ています)、各配管の端にあるプラグを回して穴の高さを調整します。これにより各配管へ流入する廃液量が均一になり、オーバーフローを防げます。調整後は分配箱が水平で、すべての配管が同一高さになっていることを確認してください。
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土壌の浸透性テストと改良
土壌の浸透テストを実施し、1平方フィートあたりの吸収能力を測定します。粘土が多く浸透しにくい場合は、砂や砂利を混入して通気性を向上させます。高圧水流で配管の詰まりを除去することも可能ですが、2年に1回程度のタンク汲み取りが最も効果的です。
浄化槽の排液が土壌に吸収されないと、汚水が家屋内に逆流し、リーチフィールドに水たまりができるなどの重大な故障につながります。
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添加剤でシステム回復
トイレに添加剤を流すことでシステムをリセットできます。市販の「浄化槽用処理剤」や「クリーナー」には化学的と生物学的の2種類があります。
- 化学添加剤は油脂やグリースを分解し、詰まりを解消しますが、硫酸などの腐食性成分が含まれるため、配管や土壌への影響が懸念されます。
- 生物添加剤はバクテリア、酵母、酵素を含み、システムの分解効率を高めます。月1回または週1回の投与が推奨されます。
