環境の不均衡とは何か?
生態系は地球規模の環境バランスを保っています。生態系の機能が変化すると、地球上のすべての生命に影響を与える不均衡が生じます。農地や湖、河川の破壊は広範囲にわたる環境不均衡を招き、保全活動が追いつかないほどの被害をもたらしています。
水循環(ハイドロロジック・サイクル)
水循環は蒸発した水が大気中を循環し、降雨として地表に戻るプロセスです。私たちが飲む水は、地球の最初の住人が飲んだ水と同じです。建設現場からの有害物質や農薬・肥料などの化学物質は土壌や地下水に浸透し、流出水として湖や川に運ばれます。これらの汚染物質は水循環の過程で揮発し、酸性雨として再び降下し、農地や森林の植生を死滅させ、世界的な環境不均衡を引き起こします。
森林伐採
蒸散は植物が水分を大気中に放出する現象で、雲の形成や降雨に重要です。森林が失われると蒸散量が減少し、雲が作られにくくなり、降水量が減少して土壌が乾燥します。結果として、雨水を吸収し洪水を防ぐ役割を持つ植生が育たず、乾燥した土地が拡大します。
土地利用の変化
都市化のために土地を開発すると、水の流れのパターンが変わり、環境不均衡が生じます。舗装された地面は雨水の浸透を妨げ、流出量が増えて洪水が起こりやすくなり、地下水の補給が減少します。また、一部の農業手法は土壌に化学物質を蓄積させ、将来的に必要な養分を奪います。
土壌侵食
風や水による土壌侵食は環境不均衡と人間の健康問題を引き起こします。毎年、耕作地は再生速度の10〜40倍で失われています。風が表層土を乾燥させて除去すると、作物収量が低下し、流出水が増えるだけでなく、粉塵が大気中に舞い上がります。Cornell University Chronicle Onlineによれば、風食による粉塵は炭疽や結核など約20種類のヒト感染症を運搬する可能性があります。米国環境保護庁は、農業地域で1エーカーあたり数トンの土壌が毎年失われていると推定しています。土壌の喪失は食料生産に直結し、飢餓や土地からの追い出しを招きます。
温室効果ガス
二酸化炭素、メタン、水蒸気などの温室効果ガスは、太陽エネルギーの一部を吸収して地球を生命が維持できる温度に保ちます。しかし、大量の温室効果ガスが大気中に蓄積すると熱が過剰に閉じ込められ、地球温暖化が進行します。これにより海面上昇、洪水、極地の氷床融解といった環境災害が頻発します。温室効果ガスの増加は主に化石燃料の燃焼、産業・農業での化学物質使用、そして有機廃棄物の処理など人間活動に起因しています。
