家庭内カビと健康リスク

カビは真菌類の一種で、屋内外を問わず一年中成長します。屋外では湿った日陰や腐敗した植生がある場所に多く、屋内では浴室や地下室など暗く湿気の多い場所に発生しやすいです。カビに繰り返し曝露されると、呼吸器系の疾患や喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)など既存の病状が悪化する恐れがあります。

家庭内で見られるカビの種類

代表的な室内カビには、クロドスポリウム属、ペニシリウム属、アルタナリア属、アスペルギルス属があります。これらは浴室のカビ(ミルデュー)や窓枠・壁・床の黒ずんだ斑点として現れます。カビは非常に耐性が強く、過酷な環境でも生き残ります。

カビへの曝露と症状の発現

カビの種類に関わらず、胞子濃度が高いほど症状が出やすくなります。

曝露時の主な症状

咳、喘鳴、目や皮膚のかゆみ・刺激感、鼻水や鼻づまりといった症状が現れます。高濃度の胞子がある場所から離れるだけでも症状は緩和されることがあります。これらの症状はアレルギーや風邪と似ているため、区別が難しいことがあります。

感受性について

カビに対する感受性が診断された人と健康と見なされる人との間に大きな違いはありません。どちらの人でも繰り返し曝露すれば症状が出ますが、感受性が高い人は少ない胞子でも早く症状が現れる傾向があります。

予防策

カビの発生を防ぐことが症状予防の最も効果的な方法です。CDC は以下の対策を推奨しています。

  • 室内の湿度を 40% 以下に保つ。
  • 換気を十分に行うため、排気ファンを設置する。
  • 浴室は定期的にカビ除去用洗剤で清掃する。
  • 浴室や地下室でのカーペット使用は避け、浸水後はカーペットを取り除く。

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