廃油の種類とその影響

石油系廃油

内燃機関を搭載した自動車は、エンジン部品の潤滑と冷却のためにモーターオイルを使用します。使用中に汚れや金属片が混入すると粘度が低下し、使用済みモーターオイルは分解に時間がかかり、水に溶けにくいため廃棄処理が難しいとEPAは指摘しています。

廃棄モーターオイルは環境に問題があります。

動物性脂肪・油

家庭や飲食店では、ラードなどの動物性脂肪を使った調理で油脂の廃棄が発生します。飲食店は油脂が下水に流れ込むのを防ぐためにグリーストラップを設置していますが、漏れが起きると排水管が詰まり、浸水事故の原因となります(セントピーターズバーグのグリース管理プログラム)。

植物性油(非動物性油)

大豆やオリーブなど作物から得られる油脂も廃油の一種です。市販されている植物油は総称して「植物油」と呼ばれ、米国で販売される植物油の約85%は大豆由来です。飲食店で大量に使用されるため、下水系統にとっては同様に問題となります。

重要性

EPAによれば、使用済みモーターオイルだけで年間2億ガロン(約7.6億リットル)の廃油が発生しています。使用済みモーターオイルは再生可能で、原油から新たに潤滑油を製造するよりもはるかに効率的です。米国石油協会の調査では、2ガロン(約7.6リットル)の再生油で1世帯の1日分の電力をまかなえるとされています。

将来性

廃油は海外依存の軽減や温室効果ガスの削減に寄与する可能性があります。動物性脂肪や食用油は、アルコールを加えるだけでクリーン燃焼するバイオディーゼルに精製できます。自動車の初期の試みでも、植物油や動物脂肪を燃料として利用しようとした例があります。

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