汚染物質の発生源
水質汚染
水質汚染はさまざまな原因で発生します。代表的な原因は油流出、海へのごみ投棄、農業や工業現場からの流出です。油流出は鳥類やカワウソなどの海洋哺乳類に深刻な被害を与えます。プラスチック袋や漁具などのごみは海中に蓄積し、動物が絡まって死亡することがあります。農業からの流出は農薬や肥料が水へ流れ込み、農薬は魚の大量死を引き起こし、肥料は藻類の異常増殖(藻類ブルーム)を招き、自然植物を圧迫して水中の生物多様性を低下させます。さらに、生汚水の流入は飲料水を汚染し、重篤な腸管疾患や感染症の原因となります。
大気汚染
大気汚染の主な原因は自動車や工場からの排出です。石炭や石油などの化石燃料を燃焼すると微粒子が大気中に放出され、スモッグと呼ばれる霞が都市部に広がります。これにより喘息や肺がん、慢性肺疾患などの呼吸器系の健康被害が増加します。
土壌汚染
土壌汚染は有害廃棄物や工業用化学物質の不適切な処分、農薬や殺虫剤の過剰使用が原因です。地下貯蔵タンクが不適切に設置・管理されると破裂し、タンク内の液体が土壌に漏れ出します。また、工業・農業からの流出も土壌汚染を引き起こします。
光害
光害は夜間に過剰な照明を使用することで生じます。特に大都市圏で顕著です。光害は夜空を遮り、渡り鳥などの夜行性動物の行動に悪影響を及ぼします。
騒音公害
騒音公害は人為的な過剰な音や不快な音です。光害と同様に都市部や工業地域で問題となります。人間の聴覚障害だけでなく、海棲哺乳類の移動や鳥類の巣作りなど、多くの動物の行動にも影響を与えます。
