逆浸透(RO)浄水はどれほど安全か?

逆浸透(RO)システムは、世界中の海水淡水化プラントで淡水を生成し、家庭用でも上下水道や井戸水の浄化に広く利用されています。しかし、ROシステムが安全な飲料水を安定的に供給できるかについては疑問が残ります。

歴史

1940年代後半、塩水や海水の淡水化手段が求められ、米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の研究者らがセルロースアセテート製の逆浸透膜を開発しました。この膜は塩分を除去しつつ、比較的低い圧力で水を通過させることができ、現在の中東や北アフリカなど淡水資源が乏しい地域へ淡水供給する基盤となっています。

仕組み

大規模プラントでも家庭用ユニットでも、原理は同じです。高圧で水を微細な孔を持つ半透膜に通すと、水分子だけが通過し、塩やそれより大きな分子は遮断されます。浄化された水は飲料・調理用に回収されます。

限界

ROは「塩分除去」には優れていますが、すべての不純物を除去できるわけではありません。水分子と同サイズかそれ以下の物質(例:一部の医薬品、塩素、農薬など)は膜を通過し、浄水に残ります。また、マグネシウムやカルシウムといった必須ミネラルも同時に除去されるため、長期的な健康影響が懸念されます。

注意点

ノースダコタ大学の報告によれば、RO膜はほぼすべての微生物を除去しますが、膜にピンホールが生じると細菌が漏れ込み、汚染された水になる可能性があります。したがって、ROだけに頼らず、元の水源が微生物フリーであることを確認する必要があります。

結論

逆浸透浄水は、使用上の制限と正しい運用を理解すれば安全です。塩分除去には有効ですが、対象となる汚染物質に応じて他の浄水技術と組み合わせる方が適切な場合があります。

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