赤血球の破裂(溶血)とは何か?

溶血(ヘモリシス)とは

溶血は、赤血球(エリスロサイト)が破壊され、内部の成分が血液中に放出される現象です。さまざまな要因で起こります。

主な原因

  • 機械的損傷:血管内のせん断力や外傷により赤血球が破壊される。
  • 化学的損傷:毒素、薬剤、界面活性剤などの化学物質が赤血球を傷つける。
  • 浸透圧性損傷:細胞外の溶液が過度に高濃度または低濃度の場合、赤血球が膨張または収縮し破裂する。
  • 免疫介在性損傷:抗体が赤血球表面に結合し、補体系や食細胞によって破壊される。

溶血がもたらす主な問題

  • 貧血:赤血球数が減少し、倦怠感、息切れ、皮膚蒼白などの症状が現れる。
  • 黄疸:赤血球分解産物のビリルビンが蓄積し、皮膚や眼球結膜が黄色くなる。
  • 腎不全:血中のヘモグロビンが腎臓に沈着し、腎機能障害を引き起こすことがある。
  • その他の合併症:心不全、脳卒中、血栓形成なども報告されている。

治療と管理

多くの場合、溶血は一過性で原因を除去すれば改善します。慢性の場合は、原因疾患のコントロールや輸血、免疫抑制薬などの継続的な治療が必要です。

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