硫酸流出時の対処手順
概要
2011年1月、ラスベガスのウィンリゾートで配達トラックのパイプが破裂し、約200ガロンの硫酸が舗装面に流出しました。有毒な蒸気が拡散したため通行止めとなり、土壌汚染のため周辺の植栽は撤去されました。現場では炭酸ナトリウム(ソーダ灰)を使用し、酸の腐食性を中和しました。
硫酸流出に対する具体的な対策手順
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使用するアルカリ剤を決定する
硫酸はpHが極めて低いため、アルカリ性の物質で中和し、pHを中性に近づけます。コストパフォーマンスが良く、効果的なものとしてはソーダ灰(炭酸ナトリウム)や重曹(炭酸水素ナトリウム)が挙げられます。
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流出した硫酸の量を算出する
流出した液体の体積(ガロン)、濃度、比重(硫酸の比重は約1.84)を基に、総重量を計算します。1ガロンの水は約8.34ポンドです。
例:100ガロンの硫酸が流出した場合
100 × 1.84 × 8.34 × 0.98 ≈ 1,504ポンド(約680kg)となります。 -
必要なアルカリ剤の量を求める
使用するアルカリ剤ごとに換算係数が異なります。
・ソーダ灰の場合:係数 1.06
・重曹の場合:係数 25.6 ポンド/ガロン上記例(100ガロン)では、ソーダ灰が約1,594ポンド、重曹が約2,560ポンド必要です。
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アルカリ剤を酸に適用する
計算した量のアルカリ粉末を直接酸に撒きます。排水口に流れ込んだ場合は、アルカリ粉末を水に溶かした溶液を排水口に注ぎ、酸がさらに拡散しないようにします。
作業は必ず防護具(手袋、ゴーグル、呼吸保護具)を着用し、必要に応じて専門の除染業者に相談してください。
