倒れた寝たきり患者の救助方法
はじめに
障がい者や高齢者、そしてその介護者にとって、転倒は最も深刻な緊急事態の一つです。転倒を減らすことはすべての介護者の目標です。Lippincott's Nursing Centerは、入居者の頻繁なチェックなど予防策が転倒数の減少に大きく寄与すると指摘しています。しかし、完全に防げない転倒も起こります。発生時は正しい手順で対応し、患者の損傷を最小限に抑えることが重要です。多くの施設には事故対応ポリシーがあり、報告手順に従う必要があります。
転倒時の対応手順
- 転倒予防の徹底
患者の状態を頻繁に確認し、トイレに行きたいサインを見逃さないようにします。必要な物は手の届く範囲に置き、棚やドアノブの高さを患者に合わせて調整します。
- 即時対応
転倒を発見したらすぐに助けを呼び、患者の目線の高さにしゃがんで声を掛け、安心させます。
- 一次評価
名前を呼んで反応を見るなど意識状態を確認し、出血の有無をチェックします。大量出血がある場合は清潔なガーゼやタオルで圧迫止血し、必要に応じて肢を上げます。明らかな骨折や外傷がないか全身をざっと観察します。
- 安全な移動
脊髄や頭部に損傷の疑いがなければ、適切な方法(ホイストや搬送用ベッド)で患者を起こします。意識がない場合は回復体位にし、必要に応じて医師に連絡します。
- 書類作成と振り返り
事故報告書を作成し、転倒の原因を分析します。Lippincott's Nursing Centerは、原因をオープンに共有し学びに変えることが最も効果的な予防策だと述べています。
