ゼラチンカプセルの特徴と利点
近年、医薬品の投与方法は多様化しています。その中でゼラチンカプセルは特有の特性から広く利用されています。
外殻の分類
ゼラチンカプセルは大きく2種類に分かれます。柔軟な外殻を持つソフトジェルと、硬くて比較的薄いハードジェルです。
組成
ゼラチンカプセルは、投与する薬剤に加えて水、ゼラチン、そして「可塑剤」から構成されています。可塑剤はゼラチン壁に混ざり込み、カプセルの形状保持に寄与します。
薬剤の特性
カプセル内の薬剤は、親水性(=水に溶けやすい)か疎水性(=水をはじく)かで特性が変わります。例えば、油性の薬剤や油に溶解した薬剤は疎水性です。また、薬剤は懸濁液(液体中に粒子が浮遊し混ざらない)か溶液(成分が完全に混ざり合う)かでも分類されます。
ゼラチンカプセルのメリット
・従来の錠剤に比べ柔らかく、飲み込みやすい。
・ゼラチンはタンパク質で消化酵素に分解されやすく、薬剤の吸収を助ける。
・密閉構造により酸素から内容物を保護し、特に酸化しやすい魚油などの品質を維持できる。
・密閉により不快な味や臭いが抑えられ、飲み込み時の不快感が少ない。
