薬物乱用研究の助成金情報
薬物乱用は米国全土の家庭や地域に影響を及ぼす重大な公衆衛生問題です。連邦政府が実施した「2008年全米薬物使用・健康調査」では、全人口の約8%が定期的に違法薬物を使用し、5人に1人がビングドリンキング(大量飲酒)を行っていることが明らかになっています。国立薬物乱用研究所(NIDA)によれば、薬物乱用はHIV など感染症の拡大とも関連しています。こうした課題に対処するため、複数の助成金プログラムが研究資金を提供しています。
エビデンスに基づく治療・予防の実装支援
米国国立衛生研究所(NIH)傘下の国立薬物乱用研究所(NIDA)が提供する「エビデンスに基づく治療・予防の実装支援」助成金は、地域のサービス提供現場でエビデンスに基づく臨床治療、予防手法、事業運営を導入・実装・持続させる研究を支援します。提案は、薬物乱用サービス提供者とそれを取り巻く機関・組織との連携が必要です。助成金は最大450,000米ドルを3年間で支給。大学、非営利団体、部族組織、政府機関などが応募可能です。
連絡先
Grants Management Branch
National Institute on Drug Abuse
6010 Executive Blvd., Room 260
Bethesda, MD 20892
電話: 301‑443‑6710
ウェブ: nida.nih.gov
女性・性差に関する薬物・アルコール乱用の研究
NIHの国立薬物乱用研究所(NIDA)と国立アルコール乱用研究所(NIAAA)は「女性・性差に関する薬物・アルコール乱用」の助成金を提供しています。目的は、女性や性別による乱用・依存の違いを明らかにし、予防・介入プログラムの効果を評価する研究を促進することです。研究テーマは、女性への影響、性差に基づく原因解明、介入効果の比較などが含まれます。助成金は最大275,000米ドルを2年間、単年度最大200,000米ドルで支給。大学、非営利団体、部族組織、州・地方自治体、ヒスパニック系・先住民族向け組織が応募対象です。
連絡先
Grants Management Branch
National Institute on Alcohol Abuse and Alcoholism
5635 Fishers Ln., Room 3023, MSC 9304
Bethesda, MD 20892
電話: 301‑443‑4704
ウェブ: niaaa.nih.gov
HIV感染者向け技術ベースの遵守支援
NIHとNIDAは「HIV感染者の薬物乱用集団向け技術ベースの遵守支援」助成金を提供し、モバイル端末やe‑ヘルス技術を活用した治療遵守支援ツールの開発・検証を支援します。社会科学者、医療研究者、技術専門家が協働し、リアルタイムでの介入が可能なシステムを構築するプロジェクトが優先されます。助成金は最大450,000米ドルを3年間で支給。大学、政府機関、信仰・コミュニティ団体、非営利団体、企業が応募可能です。
連絡先
Grants Management Branch
National Institute on Drug Abuse
6001 Executive Blvd., MSC 9560
Bethesda, MD 20892
電話: 301‑443‑6710
ウェブ: nida.nih.gov
