抑制ゾーンの測定方法
Kirby‑Bauer法は、抗菌薬に対する細菌の感受性を評価する標準的な試験です。抑制ゾーン(inhibition zone)の測定は、このテストの重要なステップです。1960年代に確立され、現在も臨床検査室や教育現場で広く用いられています。
必要なもの
- 培地に浸したディスク(抗菌薬が吸着された円形ディスク)
- 黒色の紙シート
- ミリメートル単位の定規
手順
- 培地皿に細菌懸濁液を塗布し、抗菌薬ディスクを所定の位置に置く。ディスクはフィルターペーパーに薬剤を染み込ませたものです。皿を一晩培養し、薬剤が培地に拡散させます。
- 培地皿を黒紙の上に置き、抑制ゾーンが見やすくなるようにします。
- 各ディスクの周囲に現れる無菌領域(抑制ゾーン)を確認します。無菌領域は円形で、細菌が成長していません。
- 定規を皿の下に当て、抑制ゾーンの直径を最も近いミリメートルまで測定します。もしディスク周辺に細菌が全く抑制されなければ、測定はディスク自体の直径となります。
- すべてのディスクについて手順3と4を繰り返します。
- 測定結果に基づき、最も小さい抑制ゾーンを示すディスクは「耐性(Resistant)」,最も大きいものは「感受性(Sensitive)」,中間のものは「中間(Intermediate)」とラベル付けします。
以上の手順で抑制ゾーンを正確に測定でき、抗菌薬の効果比較が可能になります。
