ロカクタン(イソトレチノイン)の長期的副作用とは

ロカクタン(イソトレチノイン)は、ロシュ製薬が開発した重症結節性ニキビ治療薬です。出生異常のリスクで広く知られていますが、長期的な副作用についてはあまり周知されていません。すべての副作用は添付文書に記載されていますので、服用前に必ず確認してください。

炎症性腸疾患

  • イソトレチノインは炎症性腸疾患(IBD)と関連が指摘されています。症状は下痢、直腸出血、体重減少、発熱、腹部痙攣・痛みなどです。服用中にこれらの症状が出た場合は直ちに使用を中止し、医師に相談してください。

精神障害

  • うつ状態、精神病、自殺リスクの上昇、攻撃的・暴力的行動が報告されています。薬の使用を中止しても症状が残ることがあり、長期的な精神科治療が必要になる場合があります。処方前に家族歴の確認が行われることが多いです。

聴覚障害

  • 難聴や耳鳴りが副作用として報告されています。症状が現れた場合は、イソトレチノインの服用を中止し、専門医の診察を受けてください。中止後も聴力が回復しないケースがあります。

膵炎

  • 血中トリグリセリドが上昇している患者で急性膵炎が起こることがあります。トリグリセリド上昇は約25%の患者で認められ、致命的な出血性膵炎も報告されています。腹部の腫れ、激しい腹痛、吐き気・嘔吐、発熱、頻脈などの症状が出たら緊急受診が必要です。

警告・訴訟情報

  • ロカクタンの長期副作用に関する訴訟が多数提起されてきました。2009年6月29日、ホフマン・ラロッシュ社は米国食品医薬品局(FDA)に対し、ロカクタンの製造・販売を即時中止する意向を通知しました。

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