ヒドロキシカットは肝臓に害がありますか?

HydroxycutはIovate Health Sciencesが製造する人気の減量サプリで、年間約100万本が販売されています。医師の推薦があるものの、安全性と有効性には疑問が残ります。

FDAの報告とリコール

2009年のFDA報告では、ヒドロキシカット使用者23件の重篤な障害が確認されました。肝不全で死亡したケースや肝移植が必要になったケース、黄疸や重度の肝障害、痙攣や心血管系の問題が報告され、すべての使用者は推奨用量を守っていたとされています。FDAは全製品の使用中止を呼び掛け、同年5月1日にIovate Health SciencesはHydroxycut Cleanseを除く全14製品をリコールしました。

肝障害の原因と考えられる成分

リコール対象製品には、インド産の果実ガルシニア・カンボジア(Garcinia cambogia)由来の成分が含まれていました。World Journal of Gastroenterologyの研究では、この成分がヒドロキシカット使用者の肝毒性に直接関与していることが示されています。伝統的なインド医学では、ガルシニアはむくみや便秘、腸内寄生虫の治療に用いられ、減量目的では使用されません。サプリメントとして扱われたため、FDAの承認は不要でした。

訴訟事例

2009年6月8日、ウィスコンシン州のマルケス・パーク氏はIovate Health Sciencesとウォルマートを相手取り、ヒドロキシカットの販売・宣伝に対して訴訟を起こしました。使用開始から3週間で肝炎と黄疸と診断され、2週間後には急性期に進行し肝壊死と診断されました。リコール以降も多数の訴訟が提起され、集団訴訟が進行中です。

肝障害の症状

ヒドロキシカット使用後に肝臓に損傷が残ることがあり、使用中止後数か月間続くこともあります。肝不全の主な症状は、皮膚や白目の黄変、尿や便の色変化、倦怠感、かゆみ、食欲不振などです。

Hydroxycut Advanced の現状

リコールから約2か月後の2009年7月、Iovateは新製品「Hydroxycut Advanced」を発売しました。FDAの安全性評価を受け、全てのハーブ成分と抽出物が置き換えられ、ガルシニア・カンボジアは配合されていないと発表されています。

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