放射線が人体に与える影響とは
放射線
世界中にさまざまなレベルの放射線が存在します。原子核が不安定になると、アルファ線、ベータ線、ガンマ線といった荷電粒子が放出されます。これらの粒子のエネルギーにより放射線の種類が決まり、健康へのリスクも変わります。特にエネルギーが高いガンマ線は、最も危険とされています。
結合の破壊
ガンマ線などの高エネルギー放射線は、体内の原子結合を破壊します。細胞を構成する原子の結合が乱れると、細胞の機能やそれが属する臓器に障害が生じます。多数の細胞で結合が破壊されると、深刻な健康問題へと連鎖的に悪化します。
放射線障害(放射線症)
放射線に大量にさらされた初期症状として、吐き気や嘔吐が現れます。軽度の場合はこれらが唯一の症状ですが、被曝量が大きいと、数時間から数日後に下痢、頭痛、発熱などが続きます。被曝量が多いほど、これらの症状は早く現れます。
最悪のケース
大量の放射線はがんの発症、臓器機能障害、骨髄の損傷などを引き起こします。軽度の被曝は医療で対処可能ですが、重度の場合は不可逆的な臓器障害が起こり、メイヨークリニックによれば、致死に至るまでの期間は2日から2週間とされています。
