線虫と条虫の特徴と生活史の比較

条虫(サナダムシ)の特徴

  • 体は扁平で、最大6メートルに達することもある。
  • 体は節に分かれ、各節は雌雄同体の生殖器を持つ。
  • 消化管がなく、吸盤(スコレックス)で宿主から消化済みの栄養を吸収する。

線虫(回虫)の特徴

  • 名前はギリシャ語の「ねま(糸)」に由来し、1 mmから1 mまでの細長い体形を持つ。
  • 有性生殖を行い、消化系と循環系を備えている。
  • 雌が長く、雄は比較的短い。

行動様式の違い

条虫は完全な内寄生虫で、鳥類、犬、人間など大型の宿主の腸内に生息する。中間宿主(昆虫や甲殻類、牛、ハエなど)を経て最終宿主に到達する。

線虫は内寄生だけでなく、土壌や水中で自由生活する種も多く、土壌細菌などを捕食する。

線虫の生活史

寄生性線虫は、宿主が成熟した卵を摂取することから始まる。卵は小腸で孵化し、幼虫は血流で肺へ運ばれる。肺で成長した後、喉へ移動し再び飲み込まれて小腸に戻り、成虫になる。成虫は約18か月生存し、最大2500万個の卵を産む。

条虫の生活史

条虫も卵または嚢胞を宿主が摂取して始まるが、幼虫は小腸の粘膜に付着したまま成長し、節(体節)を形成する。これらの節は宿主の糞として排出され、中間宿主が摂取して新たな嚢胞になる。条虫は宿主内で最大25年も生存できる。

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