氷点下の天候にさらされたときの体への影響
人体が氷点下の環境にさらされると、脳は生存を図るために保護的な生理反応を起動します。風寒や湿度が加わると、危険度は急激に高まります。適切な防寒具がない場合、凍傷や低体温症といった生命に関わる状態になる恐れがあります。
リスク
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凍傷や凍傷前症(フロストニップ)に加えて、凍傷(フロストバイト)は組織が死滅し、血管に永久的な損傷を与えることがあります。凍傷前症は皮膚表層だけが凍結した状態です。
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凍傷以外の非凍結性障害としては、手足や耳の炎症であるじんましんや、長時間の寒冷・湿潤により足が痛むトレンチフットがあります。
生理的反応
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寒冷に長時間さらされると、体はまず震え(筋肉を使って熱を産生)で熱を保とうとします。また、手足・耳・鼻への血流を減らし、内部臓器への熱供給を優先します。その結果、指や足趾は特に冷えやすく、凍傷のリスクが高まります。
低体温症
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表面が冷えると体熱が内部へと浸透し、体温が徐々に低下します。体温が危険なほど下がると低体温症となり、最初は激しい寒さによる痛みが鈍麻へと変わります。さらに体温が下がると眠気や意識低下、瞳孔散大が見られ、摂氏20℃(68°F)付近で心停止、摂氏17.5℃(63°F)で脳機能が停止し死亡に至ります。
風と水分
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湿った環境や強風が加わると熱損失が加速し、低体温症が急速に進行します。湿度が高いと体からの熱放散が速くなり、風寒は実感温度をさらに下げます。また、風が強いと眼の角膜が凍結しやすくなるため、保護メガネの着用が推奨されます。
